スイスのお寿司屋さんで
仕事をさせてもらっていて、疑問に思うことが一つある。
テーブルの上に置く、しょうゆ皿の配置である。
顧客1人につき、紙製のランチョンマット、箸一膳、しょうゆ皿1つが1セットになっているが、しょうゆ皿をランチョンマットの右上に置くのである。
もちろん箸は手前に置く。
一度、箸を右向き、左向きを不注意で逆に置いていたとき注意されたので、
これは、気にされているようだ。
日本人だと、
お寿司や
お刺身の料理が出てきたときに、しょうゆ皿を手前に移動させているようだが、何にも知らない
スイス人などは、しょうゆ皿を右上から動かさず、
しょうゆを注し、しょうゆをつけたお寿司やお刺身を遥々遠くから口に運んでいる。
しょうゆ皿を手前ではなく右上に設置する理由として考えられるのは、
お寿司やお刺身の料理の前にサラダと味噌汁が出るからだろうか。
しょうゆ皿が手前にあっては邪魔という観念だ。
日本のテーブルマナーを知りたいお客様のために、
「お寿司やお刺身料理が出たときに、しょうゆ皿を手前におきましょう」というような
注意書きをテーブルや壁に貼りたいものだが、お節介だろうか。
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